◆オオバコ的ドットアニメーション製作ver.2 2015/10◆

タイトル通り、過去の作品を提示しつつのドットアニメーション製作過程紹介第二段となるのですが、
実のところ第一弾とあまり変わっているところはありません。
ですので、前と変わらない部分はさくさく省略しますので、その点ご了承下さいませ。
前回にも記しましたが、独学でやっていることもありますし、非効率的な部分等も目に付くやもしれませんが、
あくまでオオバコ個人はこうやって作ってるよという一例としてご覧いただければと思います。

で、今回の製作例はこちら↓

ゲーム、艦隊これくしょんに登場するキャラクターの一人、『長良』の体操っぽい動作。pixivの方にも投稿しています。
繰り返し部分を除くと、計41コマからなるアニメーションです。

その1・下書き、アニメーションのコマ数を決める

以前と変わらず使用ツールは無料版のEDGE。各種機能の解説は第一弾参照ということで。

まずは大雑把に動きを決める為に、某選手の体操競技の映像を参考に、太いペンでがしがしと描いて行きます。
この段階で気にすることは物体の動作速度…でしょうか。
私はアニメーションを作るときは、基本的に等速?といいますか、FPSを固定するというのか…
上記画像の『アニメーション フレーム』ウィンドウでいうところの『ディレイ』の数値を常に一定に設定して動かすようにしています(今回の場合は100で固定)。
この場合、アニメーション内における動きの速度は『前のコマから移動した距離』に完全に依存するわけですね。
『ゆっくりした動きの部分は使用するコマ数を増やし、逆に早い部分は少なくする』であるとか、
『速度の加減速を意識して、各コマ間の物体の移動距離が徐々に大きく、ないし、徐々に小さくなるようにする』(うーん、この書き方でちゃんと伝わるかな?説明するのがちょっと難しいです)
といったことはアニメ製作講座などでは良く見られる基本的技術ですが、この辺を常に意識しつつ、
描いたはいいけどこのコマは抜いた方がいいな…とか、このコマはもうちょい動作が先に進んでた方が自然か…みたいな感じで調整して行きます。

↓この時点でのアニメーション

その2・更に下書き、体型バランスを取る

前のチルノの時はやっていませんでしたが、今回は頭身が高いこともあって体型が破綻するのが怖かったので、もう一段階別レイヤで下書きを入れています。
解像度が極端に小さかったり、ディフォルメが激しい絵の場合はやりませんが、最近は静止画を書く場合でもこの体のラインをしっかり描く段階を挟むようにしていますかね。

↓この時点でのアニメーション

その3・清書、調整

体型バランスを取った下書きは別レイヤに保存しつつ、コピーしたそれに上書きしていく形で清書して行きましたが、
この段階で不自然に感じた部分があったため、単純に位置をずらしただけというものも含めて、下書きから大きくずれているコマも出てきていますね。
スカート等のキャラの体型を隠す類のパーツやヒラヒラと動くパーツは別のレイヤで描くのでこの段階ではその部分を抜きで描いています。

それから、デッサン力には自信がないものですから、腕や体で頭部の一部分が隠れたりするコマなどでは頭部だけ別レイヤにして、大きさや位置に破綻が起きないように注意したりしています。

↓この時点でのアニメーション

その4・各種パーツの追加、完成

スカート、襟や胸元のリボン、一部コマの髪の毛等を別レイヤで追加して完成!

以上、オオバコ的アニメーション製作2015年版でした。
手癖がついたといいますか、チルノの頃にはほぼ自分なりのやり方みたいなのが完成していたので先にも記したようにあまり変わり映えのしない内容ではありましたが、
何かの参考にでもなれば幸いです。

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